高校受験で特に公立高校を目指す場合に、大切と言われるのが「内申点」。都立高校だと中学3年生の時の内申、我が家がある埼玉県は、何と中学3年間の内申が高校受験のために必要でした。

内申は、取れない子は悩みます。すんなり取れる子と何が違うのか。もうこれは、永遠のテーマじゃないかってくらい。

先日 「定期テストは90点なのに通知表は「2」だった!実力はあるのに内申が悪い子の2つの共通点」という気になる記事をプレジデントオンラインで発見しました。とある高校受験塾の塾長さん齋藤明さんという方が書かれたものですが、結構真実味があり、これには心当たりがあります・・・

実力だけでは内申点はアップしない

点数はそこそこ取っているのに、通知表は2や3を付けられる。運動神経が良いのに、体育の成績に5が付かない。優れた作品が作れているのに、絵の才能があるにもかかわらず、美術の成績が良くない。なんてお子さん。

中学校の内申の付け方は、意外にもテストの点や実力どおりでは無い視点からも評価されているようです。我が子の時も、我が子や周囲のお子さんの様子を見て、薄々感じていた違和感、その正体がこれだったのでしょう。これは評価の仕組み(内申点の付け方)を理解するとある程度納得的な答えが出てきます。結構的を得た内容だと思いました。

点は取れてるのに評価が低い子はもちろんのこと、得点力には不安もあり他にやれることは無いかという子も参考にしてみると良いかもしれません。

通知表評価のしくみ

通知表は、各教科「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3項目で評価。それらの3つの項目を総合的に見て、5段階評価がされるようです。

主要科目でいくら得点が高くとも、「主体的に取り組む態度」が著しく欠けていたとしたら、2や3が付いてしまう可能性が。また、副教科で能力が高くとも、やはり体育で整列がなかなか出来ないなど「主体的に取り組む態度」が欠けていたり、芸術的センスがあったとしても課題が決められた日に出せない、や話を聞いていなかったためにテーマが異なってしまった・・・なんて事があったら5は付くことは無いようです。

引用元 プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/83098

文科省 学習評価の指針も参考になります https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364317.htm

内申点が悪い子の共通点

プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/83098?page=3

ドキッとしませんか?これ。

  • 提出期限を守れない
  • 授業中に騒いだり、ふざけたりしている
  • 授業中に後ろを向いてしまう
  • 指示を聞いていてもスタートが遅い・指示通りに動けない
  • 定期テストの点数がそもそも低い
  • 小テストの点数が低い
  • 挙手が少ない
  • ノートの字が乱雑
  • 目を見て話しを聞いていない
  • 作品が題材に沿っていない
  • 音楽の歌のテストの声が小さい
  • 体育の振り返りの記述が少なすぎる

ポンコツ母の実感

息子の友人で、どう考えても少なくとも主要教科オール5じゃないか?ってお子さんで、オール2というお子さんが実際にいました。本当に利発なお子さんでしたが、授業中に先に答えてしまう事と、活発に話すことが授業妨害と評定されていたのではないでしょうか。さらに提出物。ちょっとの遅れでも守らないと厳しいようでした。加えて字も乱雑でした・・・

さらに、デザイナーの息子さんで才能抜群なお子さんも何故か秘術で5が最後まで付かなかったそう。総合すると副教科は才能勝負ではなく、テーマに沿ってるか、提出日を守っているか、感想など記述すべきことに漏れがないかなど、逆に普通の子でもマメであれば高評価が取れるような評価システムではないかと思いました。

これが最も秘策 どうしたら内申が上がるか先生に聞いてみる

これが最も大切なヒントだと思いました。内申を上げるためにやるべきことを明らかにすること。これ何でやらなかったのだろう?目からうろこでした。

直接、その教科の先生に「どうすれば、次に3から4、あるいは4から5に上がるのか」を聞く――。

これに尽きます。

そう、自分の頭で考えるより、先生の意見のほうが何十倍も正確ですし、そのとおりに実行すれば、評価が上がる可能性が高いのです。

また、学校の先生も人間です。

積極的な生徒を応援したくなるのは、人間として自然なことだと思います。

質問にくる生徒に対して、学校の先生が評価を下げるようなことはしないでしょう。

結構頷けたのでぜひ読んでみて下さい

引用元 https://president.jp/articles/-/83098?page=4

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

もっと早く知りたかったけど、知ったとて中学入りたての1年生の特に幼い男子では、口で言ってもピンとこないので、成長を待つしかなかったのかもしれませんが。

それでも、内申点が取れなかった!という時の良い考え方・解決策もあるので諦めちゃ駄目ですよ。それは、いずれ。

【参考】斎藤さんの書籍

中学生「偏差値70超」の子の勉強法 カリスマ塾長が明かす“劇的に成績を伸ばす”ルール [ 齋藤明 ]

こちらも参考にしました! 文科省 学習評価の指針についてhttps://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364317.htm