なぜ家庭学習が大切か

その理由は、多くの勉強が低学年からの積み上げになっています。そして、小学校は6年間と濃いものです。小学校の勉強がわからないまま中学に進んでしまうと中学でやる勉強が分からなくなり、小学校から取り戻すのは本当に大変です。また家庭で自分で学習する習慣が無ければ中学以降の勉強は身に付きません。

もちろん本人が大人になって気づいてからでも、遅くは無いでしょうが、すべて自分でやるのは本当に大変な事だと思います。

リビングで一緒に勉強出来るのも小学生いっぱい

かわいい子供と一緒に勉強出来るのも、どう頑張っても小学6年生まで。親が分かるのも、せいぜい中学の最初くらいまででしょう。そして、(親が分かる分からない関係なく)子供が親に聞いてくるのも中学生になるまでの事だと思います。

小学校いっぱいが多くの子にとって勉強の土台を作ってあげられる大切な時期です。

お母さんは先生でもないし、上手に教えることなんか出来ないなんて思ってませんか。最初は一緒に調べて、教科書を一緒に読んであげることからスタートすれば良いのだと思います。

自学する習慣・自分で勉強する習慣を付けてあげることが、まずは目標です。

家庭学習の幸せな副産物

家庭学習には素敵な副産物があります。

それは一日のうち短い時間でもじっくり向き合う事ができて親子の信頼関係が深まることです。勉強をしながらも一日あった出来事を話してくれたり、時には悩んでいることも話してくれたりと、子供のことを良く知ることが出来ます。

「宿題やったの?」

「まだ・・・」

「早くやりなさい!」とどなるよりも、一緒にやってみようよ・・・という感覚で5分でも10分でも良いので付き合ってあげて、分からない所は一緒に調べるという事をすると子供(特に躓いている子供)は安心してお母さんに分からない事を言うようになると思います。

助けが欲しい時に、助けてと言える子に育ってくれるような気がします。

「勉強を教える」ではなく「団らん」のつもりで始めてみてください。